先日、BMW X3M コンペティションを試乗させて頂ける
という事で、行ってきました。
次期M4、M3コンペティションにも搭載されるエンジンを
載せているという事で気になる音に関してもじっくり聞かせて
頂きました。


X3MはミドルクラスのSUVとして紹介されることが多いですが、
実際に実車を目の前にすると、十分大きいですね。
確かにX5を横に並べると小さいですが、使い勝手など考えると、
X3モデルくらいの方が良いのではないかと思います。


フロントバンパー部には、専用ブラックグリルや大型のエアインテークが
通常モデルと違った印象を受けます。
十分大きいキドニーグリルですが、この車格なのでこのくらいの
大きさなのかなぁと思える感じです。


X3M Competitionでは高光沢ブラックのアクセント、
専用の21インチホイール、ブラッククロームテールパイプを装備
しています。このデザインはカッコ良いですね。

ホイールもノーマルでこのホイールなので、質が高いと思います。
キャリパーがMモデルでは通常ブルーなので、
赤や黄色など選べるとさらに良いかもしれません。


インテリアはスポーツ走行にも対応できるような高いホールド性を持った
Mマルチファンクションシートを標準装備されています。
M8やM5などの上位モデルでも同じようなデザインのシート
なので、この辺はある程度は共通となっていますね。
ヘッドレストにはイルミネーション付きのMエンブレムが施されており、
ハンドルは握りやすい太めのデザインとなっていました。
流石BMWのMモデルだけあって機能性とデザイン性を
高い次元で両立しているように思えます。


部分的にカーボン素材を使用しています。




担当の方とお話してる中で、このX3Mの最大の売りとしては、
エンジンという事でした。
このエンジンは来年に発売が予定されているM3やM4に搭載予定の
エンジンを先駆けて搭載しているそうです。

このエンジンのスペックは
排気量:2,992cc
エンジン:直列6気筒ガソリンエンジン
最高出力:375kW[510PS]/6,250rpm
最大トルク:600N・m/2,600~5,600rpm
0-100km/h加速は4.1秒
というSUVではトップクラスのパフォーマンスですね。
車重約2030㎏という事で、このエンジンをM4、M3に
搭載した場合は確実に0-100km/h加速は3秒後半にはなるでしょう。
X3Mに触れて次期M3やM4にさらに期待をもってしまいました。

実際に走行してみた感想としては、
コンフォートモードでは、本当に静かで乗りやすい車だなぁと
いう印象が強いです。変速ショックもほとんどありませんし、
アイドリングストップもします。
視界が高い為、見通しも良く普通の高級な車という感じです。

しかし、スポーツ+モードにすると、サスペンションはがっしり引き締まり、
スポーツカーに乗ってるかのようなハンドリング性能になります。
路面の状況が悪い部分の突き上げはそれなりに強烈で、SUVだから、
オフロード走行しようなんて、到底思えない状況になります。
簡単に言うと結構スパルタンな車に変身します。
ただ車の性能が良すぎるのか、公表されているスペックのような
強烈な加速感は体感できませんでした。
また静止時に吹かした際は、マフラーの音も大きく、
バブリング音も結構していたのですが、走行中にシフトダウンや、
加速からのアクセルオフを試しても、ほとんどバブリング音はせず、
この部分は少し残念なところでした。
静止時のマフラー音を撮ってきたのでをお聞き下さい。
https://youtu.be/667TryV9hW0
いかがでしょうか。
走行性能を見てもX3 MコンペティションはただのSUVではなく、
性能の良いスポーツカーだと思います。